まんじまる流 Z&A =動物園・水族館ガイド=
動物園(ZOO)&水族館(AQUARIUM)の写真と訪問記。全国各地の動物園・水族館をレポート。定番スポットからちょっぴりマニアックなスポットまで大紹介。紹介件数『150スポット』以上!
東海大学海洋科学博物館(静岡県静岡市)
東海大学海洋科学博物館1

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東海大学海洋学部の付属博物館で、海の生物や海洋科学技術についての展示と研究を行なっている。
1階は水族館になっており、日本近海の生物を飼育展示。高い繁殖実績を誇り、カクレクマノミの繁殖に世界で初めて成功した。2007年には「クマノミ水族館」もオープン。2階は海に関する総合博物館で、機械水族館「メクアリウム」では生物の動きを研究して開発した「メカニマル」を展示している。

※イベント情報
メカニマルの実演 1日6回
津波実験 1日7回


館内ウォッチング

・海洋水槽
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メインホールにデーンとそびえる10メートル四方、深さ6メートルのダイナミックな海洋水槽。全面アクリルガラスで全方向から見ることができ、さらに水槽下には地下通路、水槽の周囲にはスロープ状の通路が設けられており、あらゆる角度から海の生き物の様子をじっくりと観察できる。とくに巨大なシロワニやホシエイが目の前をゆうゆうと泳ぐ姿は迫力満点!

・深海の世界
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深海生物の飼育も充実。深海はタカアシガニ、ミズダコとエイリアンチックなルックスの生き物だらけ。まさに異世界の光景。

・ヒカリキンメダイ
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ピカーッ!暗闇に光る目!なんだかモビルスーツみたいでカッコイイ!
実は光っている部分は目ではなく目の下の部分にある発光器で、そこを開いたり閉じたりすることで点滅させることもできる。

・オニカマス
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別名バラクーダ。(酒飲み音頭を歌ってたコンビやロビンマスクがモップ被って変装した姿にあらず)鋭い歯を持ち、ダイバーたちに恐れられている獰猛な肉食魚。「海人ゴンズイ」にも登場。ワイルド!

・コバンザメ
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コバンザメが水槽にぺった〜〜ん。おもしろ〜。

・クマノミ水族館
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今年7月にオープンした「クマノミ水族館」。東海大はクマノミの繁殖に高い実績があり、とくにカクレクマノミは世界で初めて繁殖に成功。まさにクマノミの殿堂なのである。
まず驚いたのがクマノミの種類の多いこと。なんと世界中には全28種類のクマノミがいるらしい。クマノミってこんなにも種類がいたのか〜。クマノミ水族館ではその中から日本近海に棲息するクマノミ6種類をはじめとする世界各地のクマノミ18種類を飼育展示している。

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日本近海にはクマノミ、カクレクマノミ、ハマクマノミ、トウアカクマノミ、ハナビラクマノミ、セジロクマノミの6種類が棲息。各地の水族館を巡っていて、たしかにクマノミには何種類かいるな〜とは思っていたが、まあ全部「ニモ」あるいは「ニモの親戚」で終わりにしてたし・・・。(笑)こうして一堂に揃ってじっくり観察すると、色、模様、大きさなどその違いがよくわかって面白い。ちなみに「クマノミ」とは隈取りをした魚という意味だそうだ。タメになるなあ〜。
左はご存知ニモのモデルのカクレクマノミ、オレンジの体に白いラインが3本。右はオレンジの体に白いラインが1本のハマクマノミ。

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左はハナビラクマノミ、小型でピンク色の体がキュート。右は日本のクマノミでは大型のトウアカクマノミ、ハタゴイソギンチャクの仲間と共生する。

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カクレクマノミの赤ちゃん水槽。水槽の下を潜って水槽内に顔を出すことができる。かわいいカクレクマノミでいっぱい!

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こちらは海外のクマノミの仲間。クマノミは英語でアネモネフィッシュと呼ばれている。(アネモネは英語でイソギンチャクのこと)
左はスパインチークアネモネフィッシュ。鮮やかなオレンジ色をしたクマノミ。右はマックローキーズアネモネフィッシュ。黒い体のワイルドなクマノミ。この他にも世界のクマノミが大集合〜!

・標本展示
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標本類も多数展示。他ではあまり見られないレアものだらけ!
どひゃ〜!巨大カレイ!カレイの一種のオヒョウの標本、全長1.65メートル。切り身では見たことあったが、丸ごとは初めて見た。デカッ。

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博物館が面した駿河湾は日本最深の深さがあり、そのため珍しい深海魚も多く採集されている。
深海魚リュウグウノツカイのペアの標本。オスメス同時に採集されたもので、オス4.85メートル、メス5.18メートル。堂々たる大きさ。

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こちらはリュウグウノツカイの赤ちゃんの標本。体長30センチ。これは珍しい!

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ラブカ。深海に棲息するサメで古代から変わらぬ姿をしている「生きている化石」。胎児から成体までの標本展示は貴重。

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こちらも深海ザメの一種メガマウス。その名の通り巨大な口を持っており、世界あわせてもまだ十数頭しか発見されていない幻のサメ。2003年に駿河湾で発見された個体の剥製標本。激レア!

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ピグミーシロナガスクジラの骨格標本。シロナガスクジラの仲間では最小種とのことだが、それでもかなりの大きさ!ド迫力!

・津波実験
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屋外にある津波実験水槽では、人工的に津波を発生させて津波のシミュレーションを行なっている。

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津波発生装置が作動すると沖合いで津波が発生。激しい津波が一気にドドッと押し寄せ、見る見る間に町を飲み込んでいく。防波堤のない町は完全に水没、防波堤がある町でもかなりの被害をうけてしまっていた。津波の恐ろしさをあらためて実感・・・ガクブル。

・機械水族館「メクアリウム」
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機械水族館メクアリウムでは東海大が研究開発した「メカニマル」を展示。メカニマルとは海の生き物独特のムーブを生かして開発されたロボットで、モチーフとなった生き物の動きを見事に再現している。デザインとネーミングもとってもユニーク。
上は入口で客寄せをしている「マネキガニ」。くいっくいっと手を振る姿がカワユイ〜。もちろんモチーフはシオマネキ。

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「カニマネシ」。モチーフとなったのはオウギガニで、捕まえられると死んだフリをしてやりすごす。メカニマルもこの行動を再現しており、甲羅に手をふれるとピタッと止まる。面白い〜。

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泳ぐメカニマル。やはり海の生き物といえば「泳ぎ」、それぞれの生き物独自の泳ぎ方を利用して作られたメカニマルは、まさにその生き物そのもの!こちらはスタッフが定時に実演して見せてくれる。
大きな三角のヒレをパタパタと動かして泳ぐ「ハバタキマンタ」。モチーフは当然マンタ。ほんとそっくり。

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こちらはヒレで水をかくように進むメカニマル。モチーフはウミガメで、その名も「オヨギマンネン」。ナイスネーミング!(笑)

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歩くメカニマルは自分で動かすことが可能。楽しい〜。
「ハバヒロナミアシ」。モチーフはフナムシで、あの多足でカサカサと動く姿を見事再現。ロボットなのに動きはまさにそのもの。多足生物が苦手な人はダメかも〜。(笑)

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そして究極のメカニマルが「ヤツアシカンガエビ」。なんと人工知能を持っている自分で行動を考えるメカニマル。こちらも定時に実演される。
モチーフはエビで、夜行性のエビの行動を見事再現。場内が暗くなると巣穴からゴソゴソと這い出してきて餌を捕食(餌はライトの明かり)、明るくなってくると巣穴へと帰っていく。段差や壁も自分で考えて上手にクリアー。まさに生きてるような動き。天敵のタコを見せると気絶するギミックも。(笑)かなりの技術と装置が使われてるようで、値段を聞いてみたら車数台は軽く買えますよとのこと。どひゃ〜〜。


まんじまるCHECK!

海について総合的に学べる博物館。メカニマルや深海魚標本など、まさしく大学の研究施設といった展示が面白い。水族館としてもクマノミ水族館をはじめ、日本の海をきちんとフォローした充実の内容。
ちなみにこれらのメカニマルはきちんと実用を目的に研究開発されたもので、実際に海中探査や作業にその技術が使われて活躍しているそうだ。将来は戦隊モノも夢じゃない!?(笑) (2007年8月)