まんじまる流 Z&A =動物園・水族館ガイド=
動物園(ZOO)&水族館(AQUARIUM)の写真と訪問記。全国各地の動物園・水族館をレポート。定番スポットからちょっぴりマニアックなスポットまで大紹介。紹介件数『150スポット』以上!
駿河湾深海生物館(静岡県沼津市)
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駿河湾深海生物館9

日本一の深さを誇る駿河湾。その最大水深は2500メートルもあり、海底にはラブカ、タカアシガニなど多くの深海生物が棲息している。駿河湾深海生物館ではそれら深海生物の標本約300種を展示している。


=おまけ紀行=

えー、今回はちょっとレイアウトを変えて番外編の「おまけ紀行」から。何でこっちから先にやるんだって?それは後でよーくわかります・・・。

駿河湾深海生物館1

駿河湾深海生物館2

駿河湾に面した戸田では昔より深海の底引き網漁が盛んで、網の中にはメインのタカアシガニをはじめとする多くの珍しい深海魚たちがぎっしり。
戸田港にはその深海魚を食べさせてくれるお店がいくつかあり、なかでもお気に入りはこちらの魚重食堂。深海魚メニューが豊富で、店先にもデーンと「深海料理」の看板が。すんばらし〜い!

駿河湾深海生物館3

駿河湾深海生物館4

ジャ――ン!こちらが名物「深海魚刺身定食」!ベリーインパクト!
深海魚三種による三点盛りでボリューム満点。なんといっても一際目立つシャキーンととがったド迫力フェイスな魚は、この地域で「げほう」(または「とんがり」)と呼ばれる魚。まさにザ・深海魚的なルックスで大人気〜!(他の二種は「ごそ」「めぎす」と呼ばれている魚。こちらは割合フツーのルックス)ところで深海魚っておいしいの〜?とお思いの方もいるだろうが心配ご無用。味ももちろん絶品!もう白身がぷりぷりっとして、うま〜〜。超オススメ〜〜ッ!(※「深海魚刺身定食」は深海魚漁解禁の9月中旬〜5月中旬までの限定メニュー)

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こちらはまた別の日に訪問した時に食べた「深海天丼」。「めぎす」「のどぐろ」の天ぷらがのったボリューム満点の天丼。白身がほくほくしていておいしい〜。(こちらは通年メニュー)
もう深海魚さいこ――――――っ!!!!


館内ウォッチング

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駿河湾深海生物館8

・・・さていつもと順序が逆になったが、いよいよ駿河湾深海生物館へ。駿河湾深海生物館は戸田の郷土資料館内にあり、駿河湾に棲息する深海生物の標本を展示する施設。案内看板はラブカをかたどったもの。

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正面玄関に向かうと、いきなり出迎えてくれたのはこの御方。な、な、なんじゃこりゃ〜〜〜!?
よーく見ればタカアシガニの甲羅を利用したもので、地元の漁師さんたちの間で魔よけの面として作られているものとのこと。カラーリングが豪快でいい〜ッ!

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中にもいっぱいいたりして・・・。(笑)

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タカアシガニ、ラブカ、サケガシラ、ミツクリザメなどの剥製標本を使った駿河湾海底のジオラマ展示。最近は剥製技術の向上によってこうしたリアルな剥製標本による展示が増えてきた。

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しかしやはりここでの展示の主流は昔ながらのホルマリ――ンッ!
ただでさえ異形な深海魚なのに、ホルマリン漬けによってさらに迫力100倍増し・・・。ううう。

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駿河湾の深海生物の中でもとりわけキョーレツなルックスなのはこちらのラブカ。太古の時代より棲息していたといわれる原始ザメ。剥製標本とホルマリン標本の両方を展示。剥製標本もよくできてるけど、やはりホルマリンの方がすごすぎますって〜〜〜っ!!!

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チョウチンアンコウの標本。一見すると一匹だけしか見えないが実はこれオスメス夫婦の標本で、オスはメスの体に食い込むようにしてちょこんとくっついている。メスに比べてオスは極小サイズで、その繁殖はオスがメスの体に噛み付き、そのままメスの体に同化することによって行なわれる。なんとも壮絶でなんともせつない男の生き様・・・。(涙)まさに深海魚界のシレーヌとカイム。(おい)

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親切なことに記念撮影用の三脚まで置いてあった。
ひょっとして「タカアシ」つながり〜?

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ところで深海魚といえば、先ほど魚重食堂で食べた深海魚は正式名は何ていうのか気になったのでスタッフの方に聞いてみると、「げほう」はトウジン、「ごそ」はハシキンメ、「めぎす」はニギスという魚だとわかった。「げほう」はこの地域ではソコダラ科の魚全般を指す名前らしい(上写真はソコダラ標本)。
その他の魚もチゴダイ「のどぐろ」、アオメエソ「とろぼっち」、ニザダイ「はげ」、メダイ「ばかったい」、ウツボ「じゃうなぎ」、タカノハダイ「むこなかせ」、ウチワエビ「ひっぱたき」、カワハギ「あーもっちぃ」などいろいろ地元の呼び名があるらしい。面白い〜。

というわけで、食に学習に丸ごと深海魚を満喫した一日だった。
ちなみに今回は先に食べてから訪問したわけだが(まあ流れ的にはいい感じか・・・)、通な方はここでお好みの深海魚をチョイスしてから食べに行くというのもありかも・・・。

(2007年1月)